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空き缶を振るような感じで何度か頭を振り、椅子から立ちあがってあたりを見まわした。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 ページ位置:90% 作品を確認(amazon)
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頭を振る・頭が揺れる
寝起き・目が覚める
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前後の文章を含んだ引用
......グラスとラジオ・カセットは消えていた。 日は西に傾いて、松の木の枝の影がくるぶしのあたりまで僕の体をすっぽりと包んでいた。時計の針は三時四十分を指している。僕は空き缶を振るような感じで何度か頭を振り、椅子から立ちあがってあたりを見まわした。まわりの風景は最初に見たときとまったく同じだった。広い芝生、干あがった池、垣根、石像の鳥、セイタカアワダチソウ、TVアンテナ。猫の姿はない。そして娘の姿も。 僕......
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頭を振る・頭が揺れるの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ちょうど水の中を浮遊するように巨きい頭を突き出したままゆらゆら歩きはじめ
檀一雄 / 花筐「花筐・光る道 他四編」に収録 amazon
風に吹かれるベコ人形が首を振るように、首を左から右に振った。
木山 捷平 / 大陸の細道 amazon
首だけは振り子のように揺れる。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
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寝起き・目が覚めるの表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
時計の針はもう十時をまわっている。昼に近い朝の光が、針で刺すように目の奥を痛めた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
魚屋の魚のように淋しい寝ざめなり。
林芙美子 / 新版 放浪記
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
表情が止まった空白の上を、さざ波のように微笑みが広がる
荻野 アンナ / 背負い水 amazon
弟と私はいつも、こういう陽の下で出会う。 陽と、海があるところ。 こんなとき、時間とかの流れに切り離されている自分が海と向かい合っていて、ふと横を見るといつも弟がいる。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
背筋がピンと伸びている。 その姿は水平線みたいだ。いつ見てもまっすぐで、ぶれない。見えない一筋の光のようなものが、す、と背筋を貫いている。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
「睡眠・眠る・寝る」カテゴリからランダム5
身体はシーツの上に湿った 藁 束 みたいに投げ出されている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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