痛さの表現・描写・類語(刺激のカテゴリ)の一覧 ランダム5
どっしりと大きくて、すべすべした痛みが、床屋の飴ん棒のようにじれったい速度できりきりとまわっている
安部 公房 / 第四間氷期 amazon
(注射が下手な結核医が打つと)胸に 罅 のはいったような痛みが走る
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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両腕は全然感覚を失って、肩からぶら下っている鉛筆のようにきかなくなっていた
牧野 信一 / ゼーロン amazon
飛び上る程の痛み
夢野久作 / ドグラ・マグラ
心の中を、ふっと、かすかな空気の振動のような、あるいはまた張りつめた野戦の通信線がたちきられる時のような、言い知れぬ苦しみがとおりすぎる。それはふっと胸のほんの入口のところをかすってどこかへ行ってしまう。とまた、ふっと音をたててそれはとおりすぎる。
野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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