TOP > 感覚表現 > 音の響き > 遠くの音


カテゴリ検索 単語の意味
白痴の子がだらしなく泣き続ける声と、叔父おじが叔母を呼び立てる声とが、すがすがしい朝の空気を濁すように聞こえて来た。
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:18% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
遠くの音
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......と勝手に好みをいった末に、りゅうとした一揃ひとそろえを借る事にして、それから葉子の衣類までをとやかくいいながら去りがてにいじくり回した。台所からは、みそしるにおいがして、白痴の子がだらしなく泣き続ける声と、叔父おじが叔母を呼び立てる声とが、すがすがしい朝の空気を濁すように聞こえて来た。葉子は叔母にいいかげんな返事をしながらその声に耳を傾けていた。そして早月家の最後の離散という事をしみじみと感じたのであった。電話はある銀行の重役をしている親類が......
単語の意味
清清しい・清々しい(すがすがしい)
清清しい・清々しい・・・1.爽やかで気持ちがいい。さっぱりしている。
2.ためらいがない。思い切りがいい。
3.物事が滞りなく進む。
同じ漢字を重ねることで、語調を整えて意味を強めた表現。
ここに意味を表示
遠くの音の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「音の響き」カテゴリからランダム5
(彼女たちは)一斉に鳴り出すオルガンみたいだった
中山 義秀 / 醜の花「厚物咲・碑 (1949年) (春陽堂文庫〈第54〉)」に収録 amazon
波に向かって切り込む風が、偶然に作り出す擬音
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon関連カテ風の音波の音・潮騒
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
音の響き の表現の一覧 
感覚表現 大カテゴリ
表現の大区分