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鈍角が強引に引き裂いて行った傷は、石榴(ざくろ)のように赤い肉をはみ出していた。
島木健作 / 生活の探求 作品を確認(amazon)
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肌の傷・怪我
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もう痛いかどうかもわからず血は気味悪く青く光ったのです。
宮沢賢治 / ひかりの素足
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(エコー写真)看護婦さんがやってきて、歯磨き粉よりもずっと大きいチューブから、ゲル状の透明な薬を絞り出してお腹に塗ってくれるの。その時の感触がとても好き。ゼラチンみたいに澄みきって滑らかな物質が、肌を撫でてくれるの。不思議な気持ちになれるわ《…略…》今度はお医者さんが、超音波装置と黒い管でつながったトランシーバーみたいな箱を、わたしのお腹に押しつけるの。さっき塗った薬のおかげで、それはとてもぴったりわたしに密着してくるわ。その時、モニターにわたしの身体の中が映し出されるの
小川 洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
(腫れ物は)ネエヴルの尻のようである。盛りあがった気味悪い肉が内部から覗 いていた。
梶井基次郎 / ある心の風景
わたしもやはり疲れていたのだ。水を飲んだり、靴をはいたり、息をしたりするささやかな動作の一つ一つが、妙にぎこちなく重苦しかった。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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