毛虫のようにきたないから、ケムという... | 猫の表現・描写・類語｜小説の言葉集

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毛虫のようにきたないから、ケムというくらいで

松谷みよ子 / 黒ねこ四代「黒ねこ四代・火星のりんごほか (松谷みよ子全集)」に収録　作品を確認（amazon）

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どこまでも指を滑（すべ）り込ませる温（あたた）かい腹の柔毛（にこげ）

梶井基次郎 / 交尾関連カテ猫（動物などの）毛並み

猫の足はあれども無きがごとし、どこを歩いても不器用な音のした試しがない。空を踏むがごとく、雲を行くがごとく、水中に磬（けい）を打つがごとく、洞裏（とうり）に瑟（しつ）を鼓（こ）するがごとく、醍醐（だいご）の妙味を甞（な）めて言詮（ごんせん）のほかに冷暖（れいだん）を自知（じち）するがごとし。

夏目漱石 / 吾輩は猫である関連カテ猫忍び足・静かに歩く

ずぶ濡れになった猫が、身体を振って水飛沫を飛ばしている

伊坂幸太郎 / ラッシュライフ　amazon

家の中に猫がいるのは、卓の上に花があるようなもので、あってもなくてもよいけれども、あれば何となく温かい心がわいてくるのはふしぎである。

森田たま / もめん随筆　amazon

喉をならし眼をつむり美女のように濡れた小鼻をふるわせて啼いている

大江健三郎 / セヴンティーン「性的人間 (新潮文庫)」に収録　amazon

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二人の子供に一匹の犬が川上の方へ歩いて行く。犬は戻って、ちょっとその新聞紙を嗅（か）いで見、また子供のあとへついて行った。

梶井基次郎 / ある心の風景関連カテ犬人間観察

蛇のように長い尻尾

浅田次郎 / 悪魔「鉄道員（ぽっぽや） (集英社文庫)」に収録　amazon

（猫のしっぽ）身体は凝じっとしているが、長い尾だけが別の生き物のように勝手に動いていた。

直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録　amazon関連カテ猫尻尾（しっぽ）

嗅ぎなれない猫のにおいが臭い

飼い主は犬の頭を抱え込むようにして犬を抱いている

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