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私のこころからは千万里も遠い
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:65% 作品を確認(青空文庫)
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興味がない・無関心
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......か?」 「はい、ハイネを読みました。ホイットマンも読みました」 高級な詩を読むと云う事を、云っておかないと悪いような気がした。だけど、本当はハイネもホイットマンも私のこころからは千万里も遠いひとだ。 「プウシュキンは好きです」 私はいそいで本当の事を云った。 あなたも御病気で悲惨のきわみだけれど、私も貧乏で、悲惨のきわみなのです。四百四病の病より、貧......
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興味がない・無関心の表現・描写・類語(ものの性質・特徴のカテゴリ)の一覧 ランダム5
火事を見物するような口調
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
麦茶一杯ほどの興味だって持てない
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
まるでビフテキかオムレツでも取扱うような無関心さで、皿の中の脳髄をクルリと宙返りさせます
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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(電車内でとじた目をあけると臭いホームレスが甘い香りの女に変っている不思議な体験)「私がこういう姿でも帰りたくない?」 彼が言った。目を閉じていてもその音の変化ははっきりわかった。ちょうどテープを早回ししたように、そのせりふの途中でぎゅうっと音が高くゆがんだ。空間ごとゆがんだように、頭がくらっとした。そして、その恐ろしい臭気がふっと消え、何か甘い……花のような、ごく薄い香水の 匂いのような香りがじょじょに感じられるようになった。目を閉じているから匂いがよくわかった。それは女の 肌 の匂いと、生花の混じったようなかすかに澄んだ……誘惑にかられて見てしまった。 そして、心臓が止まりそうになった。 私の隣にはなぜか女がいた。あわてて両隣の車両を見回したが、人々はまるで異空間にいるように遠く、こちらを見ず、車両と車両の間には透明な壁があるかのように皆さっきまでと同じ疲れた顔で電車に揺られているのだった。何が起こったのだろう、このチェンジはいつの間になされたのだろう、と私は再び女を見た。
吉本 ばなな / 新婚さん「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
彼の顔には別にこの事について関心も好奇心もないようだった。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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