灰色に蜿蜒 と続いた山壁
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:34% 作品を確認(青空文庫)
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山
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前後の文章を含んだ引用
......たらあれも言おう、これも言おうと思っていた気持ちが、もろく叩きこわされている。東京で描いていたイメージイが愚にもつかなかったと思えて、私はシャンと首をあげると、灰色に蜿蜒 と続いた山壁を見上げた。 造船所の入口には店を出したお養父さんとお母さんが、大工のお上さんと、もう店をしまいかけていた。 「オイ、この足袋は紙でこしらえたのかね、はいたと思っ......
単語の意味
蜿蜒・蜒蜒・蜿蜿(えんえん)
蜿蜒・蜒蜒・蜿蜿・・・ヘビのように長くうねうねと続くさま。
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山の表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
嶮岨(けんそ)な峰と峰とが襟を重ねたように重畳している。
近松 秋江 / 狂乱 amazon
緑したたる山の姿が、絵筆もおよびがたいほど、纏綿(てんめん)たる情緒にあふれている
白洲 正子 / 能の物語 amazon
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「地上・陸地」カテゴリからランダム5
歳月と炊事の煙のために古いフランドル派の絵のようなくすんでおちついた色合いを示している街並み
林 房雄 / 青年 (1964年) amazon
梶井基次郎 / 冬の蠅
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