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戦争がどこで起っているのだ、とでもいいたいような平穏な村の情景
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:66% 作品を確認(amazon)
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見て見ぬ振り・知らんぷり
無関係
平和(平凡)に暮らす・穏やかな日々
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前後の文章を含んだ引用
......採れる。 そのころ私がつくった短歌らしきものの中に、「むき終えし豆片よせる姥が背に、夏蜜柑の花散りにけるかも」 なぞというのがある。 つまりは、そうした情景……戦争がどこで起っているのだ、とでもいいたいような平穏な村の情景が、いたるところに展開されていたのである。 もっとも終戦間際になると、米空軍が偵察に来たついでに機銃掃射をあびせかけるようになったが、ほとんど被害はなかった。 ......
単語の意味
平穏(へいおん)
情景・状景(じょうけい)
平穏・・・穏やかなこと。安らかなこと。
情景・状景・・・人の心を動かす風景や場面。
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私たちの怒鳴り声が聞こえているにもかかわらず、まったく知らないふりをして、今日だけで同じ光景を三回は見かけたと言わんばかりに普通に通り過ぎた。
綿矢 りさ / 仲良くしようか「勝手にふるえてろ (文春文庫)」に収録 amazon
一瞬、彼は視線を羽ばたいている鶏たちにむけてまるでなにも耳に入らなかったようなふりをした。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
自分の身を焼かれる心配のない火事場見物の一人として見ていた
野間 宏 / 残像「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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無関係の表現・描写・類語(状態・状況のカテゴリ)の一覧 ランダム5
まだまだ遠い他人事 の気持
梶井基次郎 / のんきな患者
景気が回復したの、就職状況が上向きだの、明るい話題はなかなかあたしたちのところまで降りてこない。はるか頭上をすーっと流れていく。それこそ雲みたいに。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
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平和(平凡)に暮らす・穏やかな日々の表現・描写・類語(暮らし・生活のカテゴリ)の一覧 ランダム5
とぐろ巻いて暮す
宮本百合子 / 伸子
穏かな午後の時間を、鼠(人名)は籐椅子の上で送った。ぼんやりと目を閉じると、緩やかな水の流れのように時が彼の体を通り抜けていくのが感じられる。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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「暮らし・生活」カテゴリからランダム5
そこには、ベッドの中で寝そべり、セックスをむさぼるだけで、暖かいスープを煮る根気もなく、部屋の掃除にも興味を抱くことのできぬ巨大な肉塊がころがっているだけ
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
「性格・態度」カテゴリからランダム5
路傍の人に対するようなよそよそしさ
有島武郎 / 或る女
どんなにお腹がすいても、自分で作るくらいなら食べないほうがましだと豪語している。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
真正直な、純白の生糸をピンと張りつめたような心の持ち主
永井 路子 / 朱なる十字架 amazon
「状態・状況」カテゴリからランダム5
エレベーターなしの高層ビルで、引越し屋のバイトをやるくらいには大変なんだ
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー 角川文庫 amazon
主人の論理には大 なる穴がある。この垣よりも大いなる穴がある。呑舟 の魚をも洩 らすべき大穴がある。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
風も、どこから来たのか、どこかものすごく遠いところか、ものすごく近いところか、わからないくらいに自分を丸ごと取り巻いているように感じられる。恐ろしい臨場感だった。
吉本 ばなな / 大川端奇譚「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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