スパゲティーは、つるつるしてて、歯ごたえがあって、ぴかぴかしたもの

癖のあるチーズの香りが鼻を突いた。チーズとクリームの独特の臭さだ。豊潤さや不穏さが漂う。自然な物は腐る、という当たり前のことに気づかせてくれる。汗や唾液にも近く、大袈裟に言えば、生命力を感じさせた。

もちっとした弾力のパスタ

問題は運ばれてきたスパゲティーの味が災厄と表してもいいくらいひどかったことだった。麵は表面がいやに粉っぽくて中に芯が残っており、バターは犬だって食べ残しそうな代物だった。僕はなんとか半分だけ食べてからあきらめ、ウェイトレスにあとは下げてくれと言った。

（マカロニ）ディズニーストアでミッキーマウスやミニーマウスの形のマカロニを買った。乾燥状態での形のかわいさについ手がでたが、、茹でて膨張した姿はなんともかなしい。

米を米粒のまま炊いて炒めたのがチャーハン。米を粉にし、麺にして油で炒めたのが焼きビーフン。だから焼きビーフンが旨くないわけがない。

香りがいい。太すぎず細すぎず、歯ごたえがあって喉越しもいい。ツユは辛口だがけっして辛過ぎない。そばをさっとくぐらせて口元に持ってくると、醤油のいい香りがする。

箸を上げると、長い奴が勢揃（せいぞろ）いをして一尺ばかり空中に釣るし上げられる。迷亭先生もう善かろうと思って下を見ると、まだ十二三本の尾が蒸籠の底を離れないで簀垂（すだ）れの上に纏綿（てんめん）している。

（京都のうどん）四十年も前のうどんの味は、いまの京都に正しく温存されている。

大根おろしとネギがたっぷりと添えられた名物の大盛りそば