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草の中へしゃがんだ。握りこぶし程に小さい。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:97% 作品を確認(青空文庫)
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小柄な体つき
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......って男のように雑言を吐いてみる。私は、こんな生きかたは厭なんだよ。みずみずしい風が吹く。それもしみったれて少しずつ吹いている。  お母さんは裾をくるりとまくって、草の中へしゃがんだ。握りこぶし程に小さい。死んじまいなよ。何で生きてるんだよ。何年生きたって同じことだよ。お前はどうだ? 生きていたい。死にたくはござらぬぞ……。少しは色気も吸いたいし、飯もぞんぶんに食......
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足の甲はいつか肉が落ち、鶏の足のように干からびて
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 amazon
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