和金の清洒 な顔付きと背肉の盛り上りを持ち胸と腹は琉金の豊饒 の感じを保っている。
岡本かの子 / 金魚撩乱 ページ位置:27% 作品を確認(青空文庫)
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金魚
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前後の文章を含んだ引用
......家が少からずあった。この愛魚家は当時において、ほとんど狂想 にも等しい、金魚の総 ゆる種類の長所を選 り蒐 めた理想の新魚を創成しようと、大掛りな設備で取りかかった。 和金の清洒 な顔付きと背肉の盛り上りを持ち胸と腹は琉金の豊饒 の感じを保っている。 鰭 は神女の裳 のように胴 を包んでたゆたい、体色は塗 り立てのような鮮 かな五彩 を粧 い、別 けて必要なのは西班牙 の舞妓 のボエールのような斑黒点 がコケティッシュな間隔 で振......
単語の意味
顔付き(かおつき)
胸(むね)
腹(はら)
清洒・清灑(せいしゃ)
腹・・・1.ヒトなど動物の、胴の下半部の前面と考えられる側。背(せ)の反対側の部分。また、その内側にある内蔵。
2.(腹の内面にあるものとして)心。考え。感情。気持ち。また、度量や度胸、気力もいう。
3.物の中央の膨らんだ部分。「指の腹」「銚子の腹」など。
4.背に対して、物の内側の部分。
2.(腹の内面にあるものとして)心。考え。感情。気持ち。また、度量や度胸、気力もいう。
3.物の中央の膨らんだ部分。「指の腹」「銚子の腹」など。
4.背に対して、物の内側の部分。
清洒・清灑・・・清らかで、さっぱりしているさま。余分なものが無く、すっきりしているさま。「洒」は訓読みで「すす(ぐ)」「そそ(ぐ)」と読め「洗ったようにさっぱりしている」さまをあらわす字。「灑」は訓読みで「そそ(ぐ)」「あら(う)」と読め「洗ったようにさっぱりしている」さまをあらわす字。
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