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明治型の瓜実顔うりざねがおの面だち
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:52% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......義や理論を証明するような意気込みの結婚をした。  平凡な鏡子が恋に破れたとき、不思議に大胆な好奇的の女になった。鏡子はたちまち規矩男の父の結婚談を承知した。父は鏡子の明治型の瓜実顔うりざねがおの面だちから、これを日本娘の典型とよろこび、母は父が初老に近い男でも、永らく外国生活をして灰汁抜あくぬけのしたさばきや、エキゾチックな性格に興味を持ち、結婚は滑らかに運んだ。  松林......
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瓜実顔・瓜核顔(うりざねがお)
瓜実顔・瓜核顔・・・瓜のタネに似た形で、色白で鼻筋が通っていて、やや細長い顔。美人の典型的な顔の一つとされる。
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彼女は北欧系というか、グレタ・ガルボ風の理知的な美しい顔をしていた。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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燐火のような青白さ
夢野久作 / あやかしの鼓
私は思わず大きな声をあげていた。  旦那の目鼻が顔の下のほうにずり下がっていたのだ。  瞬間、私の声に反応するかのように、目鼻は慌ててささっと動き、そして何事もなかったように元の位置へ戻った。私は息を吞んだ。《…略…》よくよく注意してみると、旦那の顔は、臨機応変に変化しているのだった。人といる時は、体裁を保ってきちんと旦那の顔をしているのだが、私と二人だけになると気が緩むらしく、目や鼻の位置がなんだか適当に置かれたようになる。一ミリや二ミリの誤差なので、よほど旦那に興味がなければ、気が付く者はいないだろう。似顔絵の輪郭が、水に溶けてぼやっとにじむような、曖昧模糊とした変化なのだ。 本人にも気付かせようと、顔が適当になっている時に、「ねえ、ヒゲが伸びてる。」とか、「鼻のところ確認したほうがいいよ。」などとあれこれ理由をつけて、鏡に向き合わせてみた。すると鏡に向き合った瞬間、なんとなくここら辺だろうと、いい加減に置かれていた目鼻が、ピタッと整列するように本来の位置に収まる。《…略…》旦那の顔がいちばん雑になるのは、ハイボール片手にバラエティ番組を観ている時だということは確かだった。
本谷 有希子 / 異類婚姻譚 amazon関連カテ油断・隙を見せる緊張感のない表情
鉛のように生気のない女工
林芙美子 / 新版 放浪記
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