暁の光の中に最後の光を霞のように融けこませ蛍が死んでいく
連城 三紀彦 / 恋文 作品を確認(amazon)
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蛍
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単語の意味
暁(あかつき)
霞(かすみ)
蛍(ほたる)
暁・・・夜明け。明け方。太陽の昇る少し前のまだ薄暗いころ。
霞・・・1.遠くにある山などの前に、帯状の煙りのようなものが見える現象。春の朝などによくある、遠くをはっきり見えなくさせる雲のようなもの。
2.目に白いものがかかったようになって、ものがぼんやりと見えること。翳み(かすみ)。
2.目に白いものがかかったようになって、ものがぼんやりと見えること。翳み(かすみ)。
蛍・・・1.ホタル科の昆虫の総称。水辺にすむ小形の甲虫。夜、腹の端から青白い光を出す。その光は古来より好まれ、死者の魂ともいわれた。夏虫(なつむし)。
2.源氏物語の巻名。
2.源氏物語の巻名。
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蛍の表現・描写・類語(夏のカテゴリ)の一覧 ランダム5
田んぼの蛍は、このあいだよりも数が増えていた。空の星が落ちてそのまま光る虫になったんだと言われても、そのときの俺は信じただろう。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
間近で見ると、螢火は数条の波のようにゆるやかに動いていた。震えるように発光したかと思うと、力尽きるように 萎えていく。そのいつ果てるともない点滅の繰り返しが何万何十万と身を寄せ合って、いま切なく 侘しい一塊の生命を形づくっていた。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
一陣の強風が木立を揺り動かし、川辺に沈澱していた 螢 たちをまきあげた。光は波しぶきのように二人に降り注いだ。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
(蛍の群れ)雪みたいに、螢が飛ぶ
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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「夏」カテゴリからランダム5
いちばん長く燃え続ける人は誰だろう。いちばんしあわせなひとはだれだろう。問いかけるように光は少しずつ大きくなって、やがてそれはなみだのような形になって、今にも落ちそうにふるふる震える。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
ジリジリと音が聞こえそうな午後の陽光
阿久悠 / 瀬戸内少年野球団 amazon
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