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ウェイン・ショーターの官能性の極みとでも言いたくなるようなテナー・サックスの音が、苦しいほどに長く尾を引いて彼を突き抜けていった。
平野啓一郎「ある男」に収録 ページ位置:13% 作品を確認(amazon)
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音楽
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.......P.のライヴ・アルバムを小さな音でかけて、アンコールの〈星影のステラ〉と〈オン・グリーン・ドルフィン・ストリート〉のメドレーを聴きながら、一杯目を飲み干した。ウェイン・ショーターの官能性の極みとでも言いたくなるようなテナー・サックスの音が、苦しいほどに長く尾を引いて彼を突き抜けていった。 三度も繰り返してそのメドレーを聴くと、彼はプレイヤーを止めた。音楽は、もうそれで十分で、自分の内と外とが、両ながらに静まってゆくのを感じた。 彼は、ウォッカで......
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