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その口調がいやらしかった。語りかけるのでも伝えるのでもなく、命じたのだ。あたしたちを見下して、命令した。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 ページ位置:33% 作品を確認(amazon)
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命令する・命じる
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前後の文章を含んだ引用
......。こんな時間まで、子どもだけでうろうろしちゃあ。早く帰りなさい」 眼鏡おばさんが腕章をつけた腕を軽く振った。それから、後ろのおばさんと顔を見合わせたりしている。その口調がいやらしかった。語りかけるのでも伝えるのでもなく、命じたのだ。あたしたちを見下して、命令した。「まだ夕方です」 まだ暮れてはいなかった。暮れるまでには、かなりの時間がある。夕陽が満開の花々を照らし、桜の樹一本、一本が自ら発光しているかのように輝いていた。......
単語の意味
嫌らしい・厭らしい(いやらしい)
見下す(みくだす)
嫌らしい・厭らしい・・・1.相手の態度や言動が不愉快である。嫌味な感じである。いとわしい。
2.性欲をかき立てるような感じである。エロい。
2.性欲をかき立てるような感じである。エロい。
見下す・・・1.上のほうから下を見る。見おろす。
2.軽く見る。大したことない、と馬鹿にする。
2.軽く見る。大したことない、と馬鹿にする。
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「誰のカードを使おうか?」 「課長のだな」成瀬の短い言葉は、壁に画鋲で指示を刺していくような、小気味よさがあった。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
「渡辺さん、相手したってんか」 若い男は、そうおだやかにつぶやいたが、渡辺という玉突き師の 采配 を握っているらしく、言葉のどこかに命じるような強い響きがあった。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
その口調がいやらしかった。語りかけるのでも伝えるのでもなく、命じたのだ。あたしたちを見下して、命令した。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
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