家そのものが一つの押入れのようで、戸を開けて入って来たとたん、黴臭い匂いがむっと立ちこめている。
上林 暁 / 聖ヨハネ病院にて 作品を確認(amazon)
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悪臭・くさい
室内の雰囲気
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単語の意味
啀む(いがむ)
立ち込める・立ち籠める(たちこめる)
啀む・・・1. 激しい口調で相手に怒鳴る。怒り口調で言う。
2.動物が牙をむき出しにして噛みつこうとする。
2.動物が牙をむき出しにして噛みつこうとする。
立ち込める・立ち籠める・・・煙や霧などの気体が、あたり一面を覆う。
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悪臭・くさいの表現・描写・類語(におい・香りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
プーンといやな匂いがした
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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室内の雰囲気の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
工場の一隅(いちぐう)の、鳩の巣のように出来ている吊り二階
宮地嘉六 / 煤煙の臭い
長く使っていない部屋の空気が、雪の冷たさを閉じ込めておいたように背筋をひんやりさせる
内田 康夫 / 風葬の城 amazon
(スーパーの保安室は)煙草と書類と人の汗が、長い歳月をかけてひとつに入りまじったような、不思議なにおいがした。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
自然の暴威をせき止めるために人間が苦心して創 り上げたこのみじめな家屋という領土がもろく小さく私の周囲にながめやられた。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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「におい・香り」カテゴリからランダム5
私の鼻から体中のすみずみに行きわたり、甘い記憶のひとつとして永遠に刻み込まれる。
吉本 ばなな「アムリタ(上) (新潮文庫)」に収録 amazon
「室内のようす」カテゴリからランダム5
(陶器焼きに失敗)窯 の肌がドス黒く、火口 の焔も弱って真 っ暗 になってきた。
吉川英治 / 増長天王
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