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痺れるような、荒涼たる感情が私の心を領していた。それは一部は私の肉体の疲れの、一部は今通って来た大きな草原の、孤独の効果らしかった。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 ページ位置:11% 作品を確認(amazon)
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疲れる・疲労感 孤独・一人ぼっち
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前後の文章を含んだ引用
......第に増えて行った。 私は疲れていた。刈り取られた玉蜀黍の切株の固い畦を渡って、そういう兵等のかたまっているところに辿りつくと、黙って腰を下し、水筒の水を飲んだ。痺れるような、荒涼たる感情が私の心を領していた。それは一部は私の肉体の疲れの、一部は今通って来た大きな草原の、孤独の効果らしかった。 原は広く、目指す病院の屋根はなかなか近くならなかった。それは波立つ萱の彼方に、手に取るように見えながら、私を取り巻く原の広さを思わせて、いつまでもちんまりと遠......
単語の意味
荒涼・荒寥(こうりょう)
痺れる(しびれる)
領する(りょうする)
草原(そうげん・くさはら)
肉体(にくたい)
襟・衿・領(えり)
荒涼・荒寥・・・1.風景などが荒れ果てて、もの寂しいこと。または、そのさま。
2.精神がすさんでいること。または、そのさま。
「涼」は「冷え冷えとして寂しい」さまをあらわす字。
痺れる・・・ビリビリとした刺激を感じる。また、感動して感覚的にビリビリと感じて、興奮したり魅了されたりする。
領する・・・自分の領土にする。自分の所有物とする。
草原・・・一面に草が生えている広い野原。
肉体・・・肉から構成されている体。生きている人間の体。生身の体。
襟・衿・領・・・1.衣服の、首を取り囲む所につけられている部分。また、そこにつける縁どりの布。カラー(collar)。和服では、前で交わる細長い部分やそこにつける布を指す。
2.首の後ろの部分。首筋。うなじ。
3.掛け布団の、首に直接あたる部分にかける細い布。
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