半ば目を閉じるように鼓膜に集中している
小川 洋子 / 乳歯「口笛の上手な白雪姫」に収録 ページ位置:31% 作品を確認(amazon)
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聴く・耳を傾ける
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......つまでも聞いていたい気分にさせられた。かつて一度も目にしたことのない、音の鳴る仕組みはよく分からないけれど魅惑的な楽器に、耳を傾けているのと同じだった。そうして半ば目を閉じるように鼓膜に集中しているうち、案の定、迷子になっていた。 そこは広場の喧騒から離れた、ポプラ並木の突き当たりにある、質素な聖堂の前だった。君が紛れ込んだグループの他には、似たような集団......
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半ば目を閉じるように鼓膜に集中している
小川 洋子 / 乳歯「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
燐太郎は食事の後片付けの手をとめ、話を聞く顔になった。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
それを、兵部 の独 り語 のように、外の男は、そら耳にうけて、じっと、暗い川波を見つめていた
吉川英治 / 無宿人国記
直子はちょうど女学生が崇拝する教師の話でも聴くような様子で熱心に耳を傾けていた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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靴音のように遠くから規則正しく寄せてくるピアノのメロディー
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
鼓の音〆 はほかの誰のよりもまん丸くて、キレイで、品がよかった
夢野久作 / あやかしの鼓
隣りあったもの同士、てんでなさんざめきが起きる
高樹 のぶ子 / その細き道 (文春文庫 amazon
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