皮膚の色は瀬戸物のように生白かった。
夢野久作 / ドグラ・マグラ ページ位置:3% 作品を確認(青空文庫)
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色白・肌の白さ
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前後の文章を含んだ引用
......の驚くべき異様な人物が、私を眼下に見下しながら、雲を衝 くばかりに突立っているのであった。 それは身長六尺 を超えるかと思われる巨人 であった。顔が馬のように長くて、皮膚の色は瀬戸物のように生白かった。薄く、長く引いた眉の下に、鯨 のような眼が小さく並んで、その中にヨボヨボの老人か、又は瀕死 の病人みたような、青白い瞳が、力なくドンヨリと曇っていた。鼻は外国人のよ......
単語の意味
生っ白い・生白い(なまっちろい・なまじろい)
生っ白い・生白い・・・いくらか白い。変に白い。顔色や肌が病気のように白い。
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陶器のように白い皮膚
梶井基次郎 / 冬の日
彼女の肌が夜は 灯りの色に、たそがれどきには暮色に染まることを私は知った。
浅田次郎 / 伽羅「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
津軽から秋田越後の方へかけて、一たいに女の肌は梨子(なし)か林檎をむいたような青味を帯びた白さと潤いを持ち
森田 たま / もめん随筆〈続〉 amazon
北国の白い肌を大そういたわっているので、ほとんど日焦(や)けの跡が認められない
三島由紀夫 / 真夏の死 amazon
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(老妓の腕の皮膚は)羊皮紙のような神秘な白い色
岡本 かの子 / 老妓抄 amazon
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