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固く目をとじて、パッとまぶたを開けてみると、せき止められていた涙が一時にあふれている。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:11% 作品を確認(青空文庫)
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泣く・涙を流す
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前後の文章を含んだ引用
......思った。駅の売店で、青いバット五ツ六ツも買い込むと私は汽車の窓から、ほんとうに冷たい握手をした。 「さようなら、体を大事にしてね。」 「有難う……御機嫌よう……」  固く目をとじて、パッとまぶたを開けてみると、せき止められていた涙が一時にあふれている。明石あかし行きの三等車の隅ッこに、荷物も何もない私は、足を伸び伸びと投げ出して涙の出るにまかせていた。途中で面白そうな土地があったら降りてみようかしらとも思っている。......
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瞼・目蓋(まぶた)
瞼・目蓋・・・目の蓋(ふた)。眼球の表面をおおって、開閉する皮膚のひだ。瞼(まなぶた)。眼瞼(がんけん)。
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泣く・涙を流すの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
伯母はずっと泣いていたが、一度も涙を拭おうとしなかった。
小川 洋子 / 一つの歌を分け合う「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
流れる涙をせぐりあげながら話した。
林芙美子 / 新版 放浪記
あたたかい涙が湧湯(わきゆ)のようにあふれて流れた。
深田 久弥 / あすなろう「あすならう・オロツコの娘 (1954年) (現代日本名作選)」に収録 amazon
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
ふ、ふと湯玉が上ってくるように笑いの玉がこみ上げて来て、大きな声で笑っていた。
向田邦子 / はめ殺し窓「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
ちょっとどきどきしている。はじめてアイラインを引いたときくらいの、カタカナよりもひらがなで書く、どきどき。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
地下から上がると、町は眩しかった。
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 amazon
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じめじめと泣き出す。
林芙美子 / 新版 放浪記
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