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元は老夫婦の家なので、一歩足を踏み入れただけで、視界から色が抜け落ちてしまったような感覚に襲われる。祐一が脱ぎ捨てた赤いスニーカーだけが、汚れてはいても、唯一、そこに明るい色を残す。
吉田修一「悪人」に収録 ページ位置:24% 作品を確認(amazon)
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......。「晩メシ食うてから」 祐一がまたぼそっと呟いて車を降りる。 祐一のあとを追って玄関に入ると、病人がいる家特有のにおいがした。祐一が一緒に暮らしているとはいえ、元は老夫婦の家なので、一歩足を踏み入れただけで、視界から色が抜け落ちてしまったような感覚に襲われる。祐一が脱ぎ捨てた赤いスニーカーだけが、汚れてはいても、唯一、そこに明るい色を残す。「おばさん!」 さっさと廊下を歩いていく祐一に呆れながら、憲夫は奥へ声をかけた。 靴を脱いでいると、「あら、憲夫が来たとね? 珍しか」と祐一に尋ねる房枝の声が聞......
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