この表現が分類されたカテゴリ

前後の文章を含んだ引用

......、村を挙げての夏祭りがあると聞いた。それに直紀さんを誘ってみるのはどうかな。年下は好みじゃないかもしれないけど、そこはまあ、徐々に仲良くなっていくってことで。　田んぼの蛍は、このあいだよりも数が増えていた。空の星が落ちてそのまま光る虫になったんだと言われても、そのときの俺は信じただろう。点滅するたくさんの淡い光を見るうち、俺の心は燃え立ってきた。　誕生日の数だけ、命日は用意されている。ぼんやりしている暇はないんだ。　まずは清一さんの家へ行こう。......

単語の意味

蛍（ほたる）

蛍・・・１．ホタル科の昆虫の総称。水辺にすむ小形の甲虫。夜、腹の端から青白い光を出す。その光は古来より好まれ、死者の魂ともいわれた。夏虫（なつむし）。
２．源氏物語の巻名。