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電話のベルが突然、私を眠りの底からたたきだした。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 ページ位置:2% 作品を確認(amazon)
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電話の音・電話が鳴る・着信
寝起き・目が覚める
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......スポイントの略だよ。」「どういう意味?」「そういう題の、古い曲があるんだ。」「どういう曲なの?」「うん、とてもかなしい曲だよ。」 と、庄司は言った。★ その日、電話のベルが突然、私を眠りの底からたたきだした。「……もしもし?」 ベッドから腕を伸ばして受話器を取った私の耳に、「風美? 私よ、元気?」 という姉の低い声が響いた。国際電話特有の、あの音がぷつぷつとぎれる感......
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電話の音・電話が鳴る・着信の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ル、ルン。 黒い電話機がベルを鳴らした。
阿刀田 高 / 狂暴なライオン「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
答えるもののないままに電話のベルは鳴りつづけた。ベルは暗闇の中に浮かんだちりを鈍くかきまわしていた。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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寝起き・目が覚めるの表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
目が覚めると、夢の雰囲気から自分だけ追い出された冬の朝だった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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「音の響き」カテゴリからランダム5
ドドーンと地を震わせて爆音がとどろいた。電車の窓硝子が一どきにビリリとした。
宮本百合子 / 伸子
黒い波が押しよせては引く暗い音が、砂のようにもの憂く響いている。
遠藤 周作 / 海と毒薬 amazon
どこからか材木を叩く音が――もともと高くもない音らしかったが、町の空へ「カーン、カーン」と反響した。
梶井基次郎 / 城のある町にて
「電話」カテゴリからランダム5
もう一度電話のベルが鳴るのを待ちつづける。壁にもたれ、目の前の空間の一点に焦点をあわせ、ゆっくりと音のない呼吸をつづける。時間と時間のつなぎめを確認しつづける。ベルはなかなか鳴りださない。約束のない沈黙がいつまでも空間を満たしている。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
電話をかけた。野原はすぐに出た。どのような話にも順応できる 完璧 な「はい」という応答だった。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
(電話口で泣く女)彼女の涙がこちらの受話器から噴き出しそうな気がして
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
「睡眠・眠る・寝る」カテゴリからランダム5
僕はホテルのベッドに横になって受話器を持ったまま天井を眺めていた。海の底に寝転んで魚の影を数えているみたいな気分だった。いったい何匹数えれば数え終ったことになるのか見当もつかなかった。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
とぎれがちで夢ばかり見る拷問のような眠り
森 瑤子 / 傷 amazon
未だ 眠 足りない風で、顔の真中を 皺 にしながら、眼をまぶしそうにしている。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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