TOP > 暮らしの表現 > 事件・事故 > 火事


カテゴリ検索 単語の意味
見る見るうちに 板葺 屋根をつたって拡がる炎や、煙を切る消防ポンプの白い水柱や硝子窓を打ち割り延焼防止につとめる防火頭巾をまとうた消防夫の姿や、横の広場に濡れた蒲団、家財を運び出す人々のあわてふためいた様子
野間 宏 / 残像「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 ページ位置:4% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
火事
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......の前の恋人が彼の半生を焼きつくし、灰にしたのであることを思い起した。 ちょうど彼は勤め先の用事でその場に通り合わせたのである。そして彼は群がる人々の後に立って、見る見るうちに板葺屋根をつたって拡がる炎や、煙を切る消防ポンプの白い水柱や硝子窓を打ち割り延焼防止につとめる防火頭巾をまとうた消防夫の姿や、横の広場に濡れた蒲団、家財を運び出す人々のあわてふためいた様子などを自分の身を焼かれる心配のない火事場見物の一人として見ていたのであった。それ故、そのとき彼が他の見物人と同じように、《この建築難の時代に何ということだ。》と......
単語の意味
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
ここに意味を表示
火事の表現・描写・類語(事件・事故のカテゴリ)の一覧 ランダム5
深い疲労が海のように全身をおしつつむ
光瀬 龍 / 百億の昼と千億の夜 amazon
このカテゴリを全部見る
「事件・事故」カテゴリからランダム5
「火・煙・灰」カテゴリからランダム5
着物の裏地のような煙
室生 犀星 / 杏っ子 amazon
深い排気ガスの海
安部 公房 / 他人の顔 amazon
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
事件・事故 の表現の一覧 
火・煙・灰 の表現の一覧 
暮らしの表現 大カテゴリ
表現の大区分