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自分の幸福の観念と、世のすべての人たちの幸福の観念とが、まるで食いちがっているような不安、自分はその不安のために夜々、転輾てんてんし、呻吟しんぎんし、発狂しかけた事さえあります。
太宰治 / 人間失格 ページ位置:5% 作品を確認(青空文庫)
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生きづらい・世間に馴染めない
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前後の文章を含んだ引用
......いじゅうで、そうして脅迫めいた響きを感じさせる言葉は、無かったのです。  つまり自分には、人間の営みというものがいまだに何もわかっていない、という事になりそうです。自分の幸福の観念と、世のすべての人たちの幸福の観念とが、まるで食いちがっているような不安、自分はその不安のために夜々、転輾てんてんし、呻吟しんぎんし、発狂しかけた事さえあります。自分は、いったい幸福なのでしょうか。自分は小さい時から、実にしばしば、仕合せ者だと人に言われて来ましたが、自分ではいつも地獄の思いで、かえって、自分を仕合せ者だ......
単語の意味
呻吟(しんぎん)
呻吟・・・苦しんでうめくこと。うめき声を上げること。
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門倉という人間には、暗い陰影のようなものが、その大きな身体のどこかに絡りついていた。
松本 清張 / 真贋の森「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
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