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僕のシャツの袖は彼女の寝息であたたかく湿っていて、それが妙にくすぐったく感じられた
村上春樹 / 回転木馬のデッドヒート(今は亡き王女のために) 作品を確認(amazon)
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イビキ・寝息
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単語の意味
妙(みょう)
寝息(ねいき)
妙・・・とてもいい。非常に優れている。または、不思議、奇妙なこと(さま)。
寝息・・・眠っているときの息(=呼吸)。また、その音。
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イビキ・寝息の表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
子供のようにすやすやと安らかないびきが葉子の口びるからもれて来た。
有島武郎 / 或る女
規則正しい寝息をたてて
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
霧笛のようなもの哀しいいびき
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
美代子は眠るときに小さないびきをかく。ゆっくりとしたテンポの、メロディーのない弦楽のような、決して耳障りにはならない音だ。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
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身体が綿のようになって昏睡病 にかかったような心持ちがした
夏目漱石 / 吾輩は猫である
絃は上掛けをだんごに巻きつけていくのではなく、眠りながらよくこんなに器用にできるなと感心するほど、逆円錐状に身体に沿って巻きつけていくので、足の方が先細りで腕も肩も隙間なく包まれている。彼の後ろ耳、エジプトのミイラみたいに布の巻きついた身体のなだらかな曲線、本当にかすかな寝息。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
身動きすると苦しく、目をつぶると靄(もや)のような眠気がかぶさってくる。
北 杜夫 / 谿間にて「新潮日本文学 61 北杜夫集―楡家の人びと・他」に収録 amazon
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