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混み合った終電の中に、顔中血まみれのおれが乗り込んでいくと、見る見るうちにおれのまわりに空間ができる。遠巻きにして、こわごわながめられているのだ。 みんな、見て見ぬふりをして、そのくせ視界のはしっこに必ずおれをとらえている。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで 作品を確認(amazon)
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ネガティブな人の印象
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単語の意味
怖怖・恐恐(こわごわ)
怖怖・恐恐・・・びびりながらする。おそるおそる。
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若い方は背が低く、髪が長めだった。目が細く、鋭かった。一昔前の文学青年みたいに見えた。同人誌の集まりで額の髪をかきあげて「やはり三島だよ」と言ったりしそうな雰囲気がある。
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