(古びたバー)音楽が流れていないと店内はまるで海底のように静まりかえっていて、声が大きく響くような感じがした。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:7% 作品を確認(amazon)
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室内(空間)が静か
バー
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前後の文章を含んだ引用
......っかく必死でたどりついたというのに、店には客が一人もいなかった。カウンターの中で、マスターと、もうひとりのバイトの女の子が退屈そうに音楽を選んでいる最中だった。音楽が流れていないと店内はまるで海底のように静まりかえっていて、声が大きく響くような感じがした。「何でこんななの? 金曜なのに?」 私が言うと、「雨降ってたからなあ。」 とマスターが吞気に言った。そこで私はエプロンをして、その不毛の仲間入りをした。私は客だ......
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気怠いジャズピアノが店内に流れていて
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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縁日のようににぎわって
有島武郎 / 或る女
部屋が広すぎて、天井が暗くてこわかった。
吉本 ばなな / らせん「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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(三味線の音)風のように夢のように、かすかな律動でそよぎたつ糸の音
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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