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長羅はなおも起き上ろうとした。しかし、彼の胸は地に刺された人のように地を放れると地についた。
※備考※ 起き上がれない
横光利一 / 日輪 ページ位置:99% 作品を確認(青空文庫)
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人が倒れる・倒れ込む
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前後の文章を含んだ引用
......爾は我の国を滅ぼした。」 「我は滅ぼした。」 長羅は再び蹌踉めきながら彼女の方へ歩みよった。と、またも彼の身体はどっと倒れた。振り上げた卑弥呼の剣は下がって来た。長羅はなおも起き上ろうとした。しかし、彼の胸は地に刺された人のように地を放れると地についた。そうして、彼は漸 く砂の上から額を上げると彼女の方へ手を延ばした。 「卑弥呼、我は爾を奪わんために、我の国を滅ぼした。我は爾を奪わんために我の父を刺した、宿禰を刺し......
単語の意味
胸(むね)
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苦鳴と共に、横に倒れる。
芥川龍之介 / 偸盗
このまま朽木のように倒れてしまいたかった。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
死者のごとく倒れていた水夫
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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(演劇の脚本を書く)彫刻を削るように無駄を排除して言葉を整え、一秒一秒の見せ方さえも限界まで可能性を探った。
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