(ビルの屋上の二つある、)一方の塔屋エレベーター関連のマシンルーム、もう一方は空調機器を備えたもののように思われる。南に位置する塔屋の上には、かなり多き目の貯水槽が備えられていた。
鈴木 光司 / らせん 作品を確認(amazon)
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ビル・建物
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ビル・建物の表現・描写・類語(家・建物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
大きなスタジアムが見える。巨大な要塞じみた迫力は、現実感を伴っていない。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
それは地方都市の近郊によく見かける、二階建ての安普請のアパートだった。比較的最近に建てられたものらしいが、既にあちこちで経年劣化が始まっていた。外付けの階段は音を立てて軋み、ドアの建て付けは悪かった。重いトラックが前の道路を通ると、窓ガラスがかたかたと震えた。壁も見るからに薄く、どこかの部屋でベース・ギターの練習でもしたら、建物全体がサウンドボックスになってしまいそうだ。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
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屋根・かわら・屋上の表現・描写・類語(家・建物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
銀の鱗を並べたような人家の屋根が連なる
獅子 文六 / てんやわんや amazon
赤い屋根を翼のように拡げたサナトリウムの建物
堀 辰雄 / 風立ちぬ amazon
うす明るい空にそむいて、羅生門 の高い甍 が、寂然 と大路を見おろしているばかり
芥川龍之介 / 偸盗
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〈パール・ハイツ〉という、きれいなのは名前だけで外観はおんぼろの木造二階建てアパート
湊 かなえ / 罪深き女「ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)」に収録 amazon
ホテルと見まがうほどの豪邸
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
家はくたびれていた。 鉄平石の門もモルタルの壁も、白く 粉 を吹いていた。能筆が自慢の重役が贈ってくれた大きな表札は、雨風に 晒されささくれて、履き古しの下駄に見えた。
向田邦子 / はめ殺し窓「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
外観と同じく、離れの内部もやはり寒々としていた。ダイニングキッチンと書斎兼寝室の二部屋しかないのだが、狭さよりも味気なさの方が目立っていた。家具はどれも安物で、壁紙はくすみ、廊下は気味の悪い音を立てて軋んだ。また呼び鈴だけでなくあらゆるものが壊れるか、壊れそうになっていた。トイレの小窓にはひびが入り、勝手口のドアノブは半分取れかけ、食器戸棚の上にあるラジオは、いくらスイッチを押しても鳴らなかった。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
(建物が)自分に向って生きもののように大きく全身を開いているのを感じた。
安岡 章太郎 / 海辺の光景 amazon
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