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まだ意識がぐるぐるかけまわっていたが、肉体のほうからずどん、という感じで眠りが落ちてきた。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:82% 作品を確認(amazon)
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眠りに落ちる・寝つく
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前後の文章を含んだ引用
......か淋しそうなのだ。 どうしてか切なくなる。 明日よそのうちにもらわれていくのに、そのことを何にも知らない子猫みたいに、見える。 それだけが、ひっかかっていた。 まだ意識がぐるぐるかけまわっていたが、肉体のほうからずどん、という感じで眠りが落ちてきた。 朝起きたら、すごく楽しかった。 熱はすっかり下がり、生まれ変わったかのようなすがすがしさだった。 枕元に、「自宅に電話入れておきました。ゆっくり寝ててください......
単語の意味
肉体(にくたい)
肉体・・・肉から構成されている体。生きている人間の体。生身の体。
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眠りに落ちる・寝つくの表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(目を閉じていると)これまであったものとはべつの種類の暗闇が僕の意識の中にもぐりこもうとしているように感じられた。おそらく僕は眠ろうとしているのだろう、と僕は思った。眠りたくはなかったけれど、もう何をもってしてもそれを押しとどめることは不可能であるように僕には思えた。なだらかなカーブを描くキャンバス地のデッキ・チェアの上で、僕の体は不格好なくらいに重く感じられた。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
彼は心を静め、目を閉じて眠りについた。意識の最後尾の明かりが、遠ざかっていく最終の特急列車のように、徐々にスピードを増しながら小さくなり、夜の奥に吸い込まれて消えた。
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
彼にはそれに抵抗しようとする気持は全くなかった、そしてなるがままに溶け込んで行く快感だけが、何の不安もなく感ぜられるのであった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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暗い隅に頭を突っ込んで眠ってしまいたい。
宮本百合子 / 伸子
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