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ホームの灯が消された。雪明りが待合室をぼんやりと染めた。
浅田次郎 / 鉄道員(ぽっぽや)「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 ページ位置:31% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......か鉄道公園とか、いい引き取り手があるかも知らねえだべさ」「そんじゃ俺もついでに、博物館に飾ってもらうかね」 二人はようやく声を揃えて笑った。「さ、正月すべや」 ホームの灯が消された。雪明りが待合室をぼんやりと染めた。「あれえ、忘れもんだあ」 壁回りのベンチに、セルロイドの人形が手を拡げて座っていた。「やあ、ついさっきまで遊んでたっけが、そういやいつの間に帰っちまったんだべ」......
単語の意味
雪明り(ゆきあかり)
雪明り・・・積もった雪の反射で、夜でも辺りが明るくみえること。
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室内の闇・部屋が暗いの表現・描写・類語(光と影のカテゴリ)の一覧 ランダム5
真っ暗で、一筋の灯りさえ漏れていない。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー (文春文庫)」に収録 amazon
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雪景色・銀世界の表現・描写・類語(雪・霜・あられのカテゴリ)の一覧 ランダム5
一面の雪の凍りつく音が地の底深く鳴っているような、厳しい夜景
川端 康成 / 雪国 amazon
真白な雪の上に映え、たち並ぶ家々の軒並がくっきり影絵のように浮かび上っていた。
山崎 豊子 / 暖簾 amazon
繭(まゆ)の中の蚕のように人を包む雪
辻井 喬 / 暗夜遍歴 amazon
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「雪・霜・あられ」カテゴリからランダム5
空から小雪が舞い散り、いたずらのようにあたりを白くする
永井 路子 / 朱なる十字架 amazon
冬の吹雪する日は白い沙漠のような往来
森田 たま / もめん随筆 amazon
(雪が)踏み固められてコンクリートのように光っていた。
中村 真一郎 / パニック「昭和文学全集〈22〉」に収録 amazon
「光と影」カテゴリからランダム5
カーテンの隙間から薄い夜の光が差し込むいつもの部屋
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
それはどんな感情の色も持たぬ不毛な冷たさで、そこに光っていた。
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 amazon
闇の中のとかげ(人名)が、その白い歯が、白いシャツが、夢の中のように映えて見えた。
吉本 ばなな / とかげ「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
「室内のようす」カテゴリからランダム5
長く使っていない部屋の空気が、雪の冷たさを閉じ込めておいたように背筋をひんやりさせる
内田 康夫 / 風葬の城 amazon
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