TOP > 人物表現 > 言葉を交わす > 口下手・話下手・うまく言葉にできない
続けていた話の糸目をつなごうとした。 「それから……その……」 しかし話の糸口は思うように出て来なかった。
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:46% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
口下手・話下手・うまく言葉にできない
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......なずきながら、位を一段落として会釈するのをそう不快には思わぬくらいだった。二人 の間の挨拶 はそれなりで途切れてしまったので、田川博士 はおもむろに事務長に向かってし続けていた話の糸目をつなごうとした。 「それから……その……」 しかし話の糸口は思うように出て来なかった。事もなげに落ち付いた様子に見える博士の心の中に、軽い混乱が起こっているのを、葉子はすぐ見て取った。思いどおりに一座の気分を動揺させる事ができるという自信が裏書き......
ここに意味を表示
口下手・話下手・うまく言葉にできないの表現・描写・類語(言葉を交わすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
佃は話下手であった。自分から話題を展開させる性質 の男でなかった。
宮本百合子 / 伸子
僕は言葉に詰まる。迷ったのではなく、頭の片隅をよぎることすらなかった問いだった。最後までジグソーパズルを仕上げたはずなのに、ふと見たら床に小さなピースが一片落ちていた、そんな感じだ。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「言葉を交わす」カテゴリからランダム5
質問を重ねると、また黙ってしまう。キーを叩いても叩いても、なかなか反応しない古いパソコンを思い出させる。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
口上でも読みあげるように料金のシステムを説明した。
阿刀田 高 / 裏側「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
言葉を交わす の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ