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磨りガラスのドアがあり、月明かりを浴びてガラスに埋め込まれた格子状の鉄線が浮かび上がっている。
吉田修一「悪人」に収録 ページ位置:82% 作品を確認(amazon)
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門・扉・窓・戸
室内に差し込む光
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前後の文章を含んだ引用
......くらいの足音が近づいてきた。「やっぱ気持ち悪かなぁ、ここ」とか、「この前まで車輛止めの置いてあったとになぁ」などという声と共に。 光代たちが身を潜める小屋には、磨りガラスのドアがあり、月明かりを浴びてガラスに埋め込まれた格子状の鉄線が浮かび上がっている。 若い男たちの声と足音が、あっという間にそのドアの前まで近づいてきて、とつぜんガチャ、ガチャッと乱暴にドアを開けようとする。「開いとる?」「いや、鍵かかっとる」......
単語の意味
月明かり(つきあかり)
月明かり・・・月光。月の光。また、月の光で明るいこと。
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門・扉・窓・戸の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
わが家の黒門は、固くしまって扉に打った鉄鋲(てつびょう)が魔物のように睨んでいた。
水上 瀧太郎 / 山の手の子「俤 (百年文庫)」に収録 amazon
陽ざしがたくさん入る窓の大きなその部屋
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
(回転ドア)クルリクルリ、まるで水車のようだ。
林芙美子 / 新版 放浪記
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室内に差し込む光の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
南側の窓からさし込む光線を眩 しく反射して、この部屋の厳粛味を一層、高潮させているかのようである。
夢野久作 / ドグラ・マグラ
太陽が穏やかな光を地上に注いでいた。その光は窓ガラス越しに部屋に射し込んで、二人の足もとに寡黙な日だまりを作り出していた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
店の入口から差し込む夏の 陽 が、男のうしろで光の輪を作っていた。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
歪んだガラスから差し入る夕陽が、広間の障子に長身の影を、くっきりと 曳いていた。
浅田次郎 / 悪魔「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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暦をめくるように、季節で貌を変える庭木や下草
向田 邦子 / 思い出トランプ amazon
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大きな紗で掩(おお)うたかと思うように薄い陰翳が世間を包む
長塚 節 / 土 amazon
軽い風が雲に動いて、かげっていた陽がぱっと剥がれたように現われる
野上 弥生子 / 野上弥生子短篇集 amazon
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