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安酒に酔った私は誰もおそろしいものがない。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:22% 作品を確認(青空文庫)
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勇敢な人(英雄・ヒーロー)
酒に酔う・酔っ払う
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前後の文章を含んだ引用
......だ。 浅草はいつ来てもよいところだ……。テンポの早い灯の中をグルリ、グルリ、私は放浪のカチュウシャです。長いことクリームを塗らない顔は瀬戸物のように固くなって、安酒に酔った私は誰もおそろしいものがない。ああ一人の酔いどれ女でございます。酒に酔えば泣きじょうこ、痺 れて手も足もばらばらになってしまいそうなこの気持ちのすさまじさ……酒でも呑まなければあんまり世間は馬......
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勇敢な人(英雄・ヒーロー)の表現・描写・類語(人の印象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
一身の利害を度外視して行動する勇ましさ
円地 文子 / 朱(あけ)を奪うもの amazon
由美が羽ばたきして飛立ってゆく若い鳥のように勇ましく見え
円地 文子 / 女坂 amazon
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酒に酔う・酔っ払うの表現・描写・類語(その他の気分のカテゴリ)の一覧 ランダム5
酔うということは失った真面目さを取り戻すことよ。
岡本かの子 / 巴里祭
すでに足腰の立たぬほどに 泥酔 してしまっていた。彼は首をぐらぐらさせながら言った。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
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「その他の気分」カテゴリからランダム5
困った事や、嬉しかった思い出も、あなたのひねくれた仕打ちを考えると、恨めしく味気なくなります。
林芙美子 / 新版 放浪記
引いていく汗のところから酔いが回ってゆく感じがした。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
駄菓子ではつまらないと見えて腹がグウグウ辛気 に鳴っている。
林芙美子 / 新版 放浪記
私はそっと、月に鏡をかたぶけて見た。眉を濃く引いた私の顔が渦のようにぐるぐる廻ってゆく
林芙美子 / 新版 放浪記
「人の印象」カテゴリからランダム5
街路も人気なく、日曜の朝のような感じであった。
宮本百合子 / 伸子
人間なんて本当の処は、桶の底のウジのようにうごめき暮して居る惨めな生物に過ぎないんですな。
岡本 かの子 / 鶴は病みき amazon
(薄っぺらい)一品料理のように一目でもってその内容がわかってしまうような、そんな心の貧しい浅い痩せた「三流」の女たち
高見 順 / 如何なる星の下に amazon
黒い受話器を持つ黒人の腕は、それと 繫 がっているかのように見える。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
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