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殺すなら、今だという気が、心頭をかすめて、一閃いっせんする。
芥川龍之介 / 偸盗 ページ位置:44% 作品を確認(青空文庫)
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閃く・気づく・ふと思う
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前後の文章を含んだ引用
......ぬしこそ、太刀たちつかへ手をかけているのじゃ。」  老人は、汗にぬれたはげ頭を仰向あおむけて、上目に太郎を見上げながら、口角にあわをためて、こう叫んだ。太郎は、はっと思った。殺すなら、今だという気が、心頭をかすめて、一閃いっせんする。彼は思わず、ひざに力を入れながら、太刀たちつかを握りしめて、老人のうなじのあたりをじっと見た。わずかに残った胡麻塩ごましおの毛が、後頭部を半ばおおった下に、二筋のけんが、赤い鳥肌......
単語の意味
一閃(いっせん)
一閃・・・1.一瞬の閃(ひらめ)き(=光ること)。ぴかっと強く光ること。目を射るように、ほんの短い間、光ること。
2.1が転じて、考えや思いが一瞬、思い浮かぶ。
「閃く」は「一瞬、鋭く光る」という意味。
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(自分の過ちに気づく)眉間を突かれた気がした。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
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村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
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