TOP > 人物表現 > 思考・頭の中の状態 > 雑念・思いが頭に浮かぶ
TOP > 感覚表現 > 時間・スピード > 暇・時間を持て余す
「最近いつもそのこと考えるのよ。きっと毎日暇なせいね。本当にそう思うわ。暇だと考えがどんどんどんどん遠くまで行っちゃうのよ。考えが遠くまで行きすぎて、うまくそのあとが辿れなくなるの」
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 ページ位置:85% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
雑念・思いが頭に浮かぶ
暇・時間を持て余す
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......にゃが硬くなっていってね、小さな芯みたいになってるの。ボールベアリングのボールみたいに小さくて、すごく硬いのよ。そんな気しない?」 娘は二、三度小さな咳をした。「最近いつもそのこと考えるのよ。きっと毎日暇なせいね。本当にそう思うわ。暇だと考えがどんどんどんどん遠くまで行っちゃうのよ。考えが遠くまで行きすぎて、うまくそのあとが辿れなくなるの」 そして娘は僕の手首につけた指を離し、グラスをとってコーラの残りを飲んだ。氷の音でグラスが空になったことがわかった。「大丈夫よ、ちゃんと猫のことは見張ってるから......
ここに意味を表示
雑念・思いが頭に浮かぶの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ときどき彼は、彼女がこの東京にいるのだということを、何かの拍子にふと思い出しどうしているだろうかなどと考えることがあった。がそれがまるで溝の中から浮かび上ってくる水泡のように、彼の意識に上ってきては、すぐさま、跡形もなく、消えて行ってしまうのであった。
野間 宏 / 残像「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
さまざまな考えが、ぱっぱっぱっと頭の中で点って消える
有吉 佐和子 / 三婆 amazon
このカテゴリを全部見る
暇・時間を持て余すの表現・描写・類語(時間・スピードのカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム5
考えると頭が老化しなくていい
村上春樹 / ファミリー・アフェア「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
狂人のようにあわただしく梯子 段を降りて帰って行ってしまった。
林芙美子 / 新版 放浪記
「時間・スピード」カテゴリからランダム5
弾んだ呼吸も聞えるだろう程せきこんで帰ってきた
宮本百合子 / 伸子
ここから先は誰にとっても未知の領域だ。地図はない。次の角を曲がったところに何が待ち受けているか、曲がってみなくてはわからん。見当もつかない。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
同じカテゴリの表現一覧
思考・頭の中の状態 の表現の一覧
時間・スピード の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ