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このことばの中には、蝎 のように、人を刺すものがある。
芥川龍之介 / 偸盗 ページ位置:39% 作品を確認(青空文庫)
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悪寒(恐怖、発熱によるさむ気)
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......わ。」 次郎は、立ち止まって、沙金の顔を見おろした。女の目は、侮蔑 と愛欲とに燃えて炭火のように熱を持っている。 「あなたのためなら、わたしたれを殺してもいい。」 このことばの中には、蝎 のように、人を刺すものがある。次郎は、再び一種の戦慄 を感じた。 「しかし、兄きは――」 「わたしは、親も捨てているのじゃない?」 こう言って、沙金は、目を落とすと、急に張りつめた顔の表情がゆるん......
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悪寒(恐怖、発熱によるさむ気)の表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
氷のような寒気が背から胸へつらぬいていく
光瀬 龍 / 百億の昼と千億の夜 amazon
武内のあの視線が雪見にうそ寒い空気を運んできていた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
まるで自分自身の背筋を蛇の肌で 撫でられたような 悪寒 を覚えた
阿刀田 高 / 来訪者「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
何だか穴の明いた風船玉のように一度に萎縮 する感じが起る
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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「恐怖・不安」カテゴリからランダム5
何か背すじへぞっと感じてくる度に、風邪 をひきそうな心地がして
吉川英治 / 八寒道中
裸体を見られた女のように固くなって立ちすくんだ。
有島武郎 / 或る女
「健康・体調・病気」カテゴリからランダム5
三日ばかり風邪で休んだおかげで仕事は山のようにたまっていた。口の中はザラザラするし、体じゅうに紙やすりをかけられたような気分だ。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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