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答えるもののないままに電話のベルは鳴りつづけた。ベルは暗闇の中に浮かんだちりを鈍くかきまわしていた。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 ページ位置:99% 作品を確認(amazon)
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電話の音・電話が鳴る・着信
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前後の文章を含んだ引用
......かり飲んだところで電話のベルが鳴りはじめた。「出てくれよ」と僕は居間の暗闇に向ってどなった。「嫌よ。あなたが出てよ」と妻が言った。「出たくない」と僕は言った。 答えるもののないままに電話のベルは鳴りつづけた。ベルは暗闇の中に浮かんだちりを鈍くかきまわしていた。僕も妻もそのあいだ一言も口をきかなかった。僕はビールを飲み、妻は声を立てずに泣きつづけていた。僕は二十回までベルの音を数えていたが、それからあとはあきらめて鳴る......
単語の意味
暗闇(くらやみ)
暗闇・・・1.暗い闇。光がなくて見えない状態。また、そういう場所。
2.人目につかない場所。人の知らない場所。
3.1が転じて、希望がもてないこと。見通しが立たず将来に不安を感じている状態。
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答えるもののないままに電話のベルは鳴りつづけた。ベルは暗闇の中に浮かんだちりを鈍くかきまわしていた。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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自分あての電話が内線で回ってきたので取った。
吉本 ばなな / 大川端奇譚「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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