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命がけに呼びかわす互い互いの声は妙にうわずって、風に半分がた消されながら、それでも五人の耳には物すごくも心強くも響いて来る。
有島武郎 / 生まれいずる悩み ページ位置:41% 作品を確認(青空文庫)
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呼び声・掛け声 強風・暴風
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前後の文章を含んだ引用
......帆綱を握って、舵座かじざにいる父上の合図どおりに帆の上げ下げを誤るまいと一心になっている。そしてその間にもしっきりなしに打ち込む浸水あかを急がしくんでは舷から捨てている。命がけに呼びかわす互い互いの声は妙にうわずって、風に半分がた消されながら、それでも五人の耳には物すごくも心強くも響いて来る。 「おも舵っ」 「右にかわすだってえば」 「右だ‥‥右だぞっ」 「帆綱をしめろやっ」 「友船は見えねえかよう、いたらくっつけやーい」  どう吹こうとためらってい......
単語の意味
妙(みょう)
上擦る(うわずる)
・・・とてもいい。非常に優れている。または、不思議、奇妙なこと(さま)。
上擦る・・・1.声が高く落ち着かない感じになる。
2.興奮して落ち着きがなくなる。
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(思い出しながら話す)一語一語を確かめるようにゆっくり話す。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon関連カテ遅口・ゆっくり口調思い起こす・記憶をたどる
遠い海鳴りのようなささやき
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
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〈天婦羅〉という単語ひとつが、風に千切れて四階の十和子にまで届く。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
アパートのベランダでは何枚かのシャツが置き去りにされた孤児のようにビニールのロープにぐるぐると巻きついてしがみついていた。
村上春樹 / ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ洗濯物強風・暴風はためく・翻る
風が強いので疲れたネクタイが眼の前を鰻のような皺の寄りかたで泳いでいた
林 芙美子 / 茶色の目「林芙美子全集〈第15巻〉茶色の目 (1952年)」に収録 amazon関連カテはためく・翻るネクタイ
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