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恋にやぶれて生きた死骸になった心持ち
夢野久作 / あやかしの鼓 ページ位置:67% 作品を確認(青空文庫)
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呆れる・驚きで呆然
失恋・恋人と別れる
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前後の文章を含んだ引用
......とまるくのうは如何にも鼓作りの名人であった。けれどもこの鼓を作り上げた時に自分が思っている以外の気もちがまじっているのに心づかなかった。 久能は云った。――私は恋にやぶれて生きた死骸になった心持ちだけをこの鼓に籠めた。私の淋しい空 になった心持ちだけをこの鼓の音 にあらわした。怨 む心なぞは微塵 もなかった――と……。 しかしそれはあやまっていた。 久能が自......
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呆れる・驚きで呆然の表現・描写・類語(驚きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
あだかも名優の演劇(しばい)が幕明きにならぬ間に閉場(はね)てしまったように(呆気にとられる)
内田 魯庵 / くれの廿八日「くれの廿八日 他一篇 (岩波文庫)」に収録 amazon
電火にでも打たれたように判断力を失って
有島武郎 / 或る女
私はたこ刺しをはしでつまもうとしていた手をまるでTVドラマの場面みたいに止めて、しばしきょとん、としてしまった。驚いたのだ。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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失恋・恋人と別れるの表現・描写・類語(恋愛のカテゴリ)の一覧 ランダム5
つきあっていた人と別れて、泣かなかったけれど、夕方の帰り道が真っ暗に見えたこと。今なら、電話すればまた会えるけど、それは無駄だけれど、そうしたくて、道がどんどん夜に侵されていって、苦しかった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
(面と向かって別れを告げられて)わたしは彼から視線をはずし、目の前に置かれたストロベリー果汁入りシャンパンの、優雅で細長いグラスを見つめた。まるで目と鼻の先にあるにもかかわらず、決して飲むことが許されない飲み物を眺めているようでもあった。頭の芯がぐらりと揺れ、遠近感が失われた。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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「心」の言葉を含む驚きの表現・描写・類語(恋愛のカテゴリ)の一覧 ランダム5
目が覚めれば何もかも烟(けむ)になってしまうのではないかというような心持ち
永井 荷風 / おかめ笹 amazon
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「驚き」カテゴリからランダム5
舌を捲 いて驚ろいた
夏目漱石 / 吾輩は猫である
「気分が晴れない・落ち込む」カテゴリからランダム5
無理矢理水差しを手渡されて、当惑したように黙りこくっていた
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
「恋愛」カテゴリからランダム5
彼の股間には、エクスタシー寸前の慣れ親しんだ快楽が漂い始めた。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
抱きつかれてキスされて、キスを返した。
吉本 ばなな「アムリタ(上) (新潮文庫)」に収録 amazon
僕はあの令嬢の前へ出ると、何となく一種の感に打たれて、当分のうちは詩を作っても歌を詠 んでも愉快に興が乗って出て来る。この集中にも恋の詩が多いのは全くああ云う異性の朋友 からインスピレーションを受けるからだろうと思う。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
その女子大学生を、彼は、自分の前方にかかっている虹のように空想した。
伊藤 整 / 氾濫 amazon
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