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手のつけようがない泣きっぷりでじたばた暴れながら、彼は純子さんと幹子に抱えられるように二階に連れて行かれてしまった。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:59% 作品を確認(amazon)
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泣く・涙を流す
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......よ。みんなごめんね、もし死んじゃったら、忠告を聞かなかったばかな人だった、って笑って。」 そして、明るい顔でお茶をすすった。 弟がまた、わぁーっと泣き出した。 手のつけようがない泣きっぷりでじたばた暴れながら、彼は純子さんと幹子に抱えられるように二階に連れて行かれてしまった。 母はため息をついた。「どう思う?」 私は答えた。「半々だと思う。」「何と何の?」「母親が、不安定な自分を置いて男とバリに行くのが許せないのと、本当の勘と。」「......
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やがてその長く切れた二重瞼の間に、すきとおった水玉がにじみ現われはじめた。それが見る見るうちに大きい露の珠 になって、長い睫毛にまつわって、キラキラと光って、あなやと思ううちにハラハラと左右へ流れ落ちた……
夢野久作 / ドグラ・マグラ
雪江さんは言 ここに至って感に堪 えざるもののごとく、潸然 として一掬 の涙 を紫の袴 の上に落した。主人は茫乎 として、その涙がいかなる心理作用に起因するかを研究するもののごとく、袴の上と、俯 つ向いた雪江さんの顔を見つめていた。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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「どいてくれっ!頼むっ!」前の人にどいてもらって、エスカレーターを駆け上がる
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目にはこぼれない程度に涙がにじみ出していた。
有島武郎 / 或る女
涙に胸がむせた。
林芙美子 / 新版 放浪記
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