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家の中には今までに感じなかったような空気が漂い始めている。疎外感にも似た、何となく遠巻きに見られているようなよそよそしい気配が雪見を包んでいる。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:41% 作品を確認(amazon)
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他人行儀・よそよそしい
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前後の文章を含んだ引用
......布団の上で暴れ始め、二時近くまで泣き通す状態に戻ってしまった。 何がよくて何が悪いのかがさっぱり分からない。雪見はますます自信を失うばかりだった。 それに加え、家の中には今までに感じなかったような空気が漂い始めている。疎外感にも似た、何となく遠巻きに見られているようなよそよそしい気配が雪見を包んでいる。中絶の件はあれで終わったように見えて、やはりそうではなかったということか。自分を含めて、この家族には明らかな変化が表れ始めていると雪見は思う。それがどういう形に......
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他人行儀・よそよそしいの表現・描写・類語(性格・態度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
今までの無遠慮に隔てのない風はなく、いやに丁寧に改まって口をきくのである。
伊藤左千夫 / 野菊の墓
違う皮膚に違う内臓を包んで、夜寝るとき違う夢を見る遠い遠い他人を意識した。
吉本 ばなな / とかげ「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
家の中には今までに感じなかったような空気が漂い始めている。疎外感にも似た、何となく遠巻きに見られているようなよそよそしい気配が雪見を包んでいる。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
路傍の人に対するようなよそよそしさ
有島武郎 / 或る女
一重の垣が二人の間に結ばれた様な気合になった。
伊藤左千夫 / 野菊の墓
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率直な話ぶりまでも、まるで将軍のように立派であった。
石川 達三 / 蒼氓 amazon
死ぬのを待つような扱いを受ける
有吉 佐和子 / 三婆 amazon
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