戦慄が体を突き抜ける | 怖い・恐怖の表現・描写・類語｜小説の言葉集

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戦慄が体を突き抜ける

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怖い・恐怖とても怖い突然恐怖に襲われる

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単語の意味

体（からだ）

戦慄（せんりつ）

体・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。

戦慄・・・怖くて震えること。おののくこと。「戦」も「慄」も訓読みで「おのの（く）」と読める。

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怖い・恐怖の表現・描写・類語（恐怖・不安のカテゴリ）の一覧ランダム５

恐怖で顔がゆがむ

関連カテ怖い・恐怖とても怖い不安・怯え・恐怖の表情

膀胱と排泄器官の辺りを沸騰した湯水が流れて行くような恐怖が彼の身内におとずれ

野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録　amazon

（深夜に谷底の湯に行くのは、恐怖で）身体に一種の抵抗（リフラクシオン）を感じるのであった。だから夜更けて湯へゆくことはその抵抗だけのエネルギーを余分に持って行かなければならない

梶井基次郎 / 温泉

憂慮に堪えない

関連カテ怖い・恐怖心配する・気にかける

この本は目次の第何章かに「恐しい四つの敵、――疑惑、恐怖、驕慢（きょうまん）、官能的欲望」と云う言葉を並べていた。僕はこう云う言葉を見るが早いか、一層反抗的精神の起るのを感じた。それ等の敵と呼ばれるものは少くとも僕には感受性や理智の異名に外ならなかった。

芥川竜之介 / 歯車関連カテ怖い・恐怖欲望・本能・欲求不審・疑う・信用できない

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とても怖い気持ちの表現・描写・類語（恐怖・不安のカテゴリ）の一覧ランダム５

濡れ手で胸を触られたよう

関連カテとても怖い驚きや恐怖による寒気・ひやり

「ひー、揺れる！」「こりゃあかん！」「おかあちゃーん！」　と口々に悲鳴を上げた。でも、どこか笑いと高揚を含んでいるようだった。スリルも行き過ぎると、たががゆるんで、いろんな感情がブレンドされるらしい。

三浦しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録　amazon関連カテとても怖い悲鳴を上げる・悲痛な叫び

無限に近い井戸へ落ちるような激しい恐れ

そのとき自分を襲った感情は、怒りでも無く、嫌悪でも無く、また、悲しみでも無く、もの凄（すさ）まじい恐怖でした。それも、墓地の幽霊などに対する恐怖ではなく、神社の杉木立で白衣の御神体に逢った時に感ずるかも知れないような、四の五の言わさぬ古代の荒々しい恐怖感でした。

太宰治 / 人間失格

刺すような顫動が背中を駆け巡る

関連カテとても怖い戦慄・恐怖で震える恐怖を感じたときのリアクション気味が悪い恐怖を背中で感じる怯える突然恐怖に襲われる

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「突然恐怖に襲われる」の表現・描写・類語（恐怖・不安のカテゴリ）の一覧ランダム５

麻痺した心に悪夢のような恐怖がふくれ上がる

光瀬龍 / 百億の昼と千億の夜　amazon関連カテとても怖い突然恐怖に襲われる

頭の中の白い靄がとけ、黒い霧が溢れ、闇がいっそう深くなった

関連カテ怖い・恐怖とても怖い怯える突然恐怖に襲われる

体から恐怖が一気にあふれ出す

関連カテ突然恐怖に襲われる

悪魔に追われたように青ざめる

関連カテとても怖い恐怖を感じたときのリアクション気味が悪い突然恐怖に襲われる

体中いぼいぼができるほど真っ青になる

関連カテとても怖い恐怖を感じたときのリアクション気味が悪い鳥肌が立つ突然恐怖に襲われる

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「戦慄」の言葉を含む恐怖の表現・描写・類語（恐怖・不安のカテゴリ）の一覧ランダム５

薄い刃物で背を撫でられるような戦慄

梶井基次郎 / ある崖上の感情関連カテ戦慄・恐怖で震える驚きや恐怖による寒気・ひやり恐怖を背中で感じる

無数のソーダの泡粒のようなものが、全身の皮膚を逆撫でに走り抜け、戦慄させる

藤枝静男 / 或る年の冬或る年の夏　amazon関連カテ戦慄・恐怖で震える鳥肌が立つ

一瞬小さな戦慄が走り抜けた。

阿刀田高 / 裏側「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録　amazon

ふと、秋の冷気に似たものが晉作の背筋を走った。思想と名づけるには、あまりに形のなさすぎる、だが感情と呼ぶには、厚味のありすぎる、強いて例えれば、眼にみえない手によって白刃を胸もとにつきつけられたような戦慄感であった。

林房雄 / 青年 (1964年)　amazon関連カテ驚きや恐怖による寒気・ひやり恐怖を背中で感じる突然恐怖に襲われる

戦慄が電光のように頭に閃く

関連カテとても怖い突然恐怖に襲われる

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「恐怖・不安」カテゴリからランダム５

まるで自分自身の背筋を蛇の肌で撫でられたような悪寒を覚えた

阿刀田高 / 来訪者「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録　amazon

たとえようもなく心細くやるせない

心の底の何処かを、微小な棒ふらのような疑問が閃き過ぎる

宮本百合子 / 伸子関連カテ疑問・不思議に思う不審・疑う・信用できない少量・わずか・少ない

それからそれへと、同じ幹から疑いの蔓が伸びて、際限がなくなる

岩田豊雄 / 獅子文六作品集〈第4巻〉沙羅乙女・信子　amazon

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怖い・恐怖

恐怖・不安のレベル

とても怖い

多くの感情は極限に達すると泣くにつながる

恐怖・不安の感覚、精神的な反応

恐怖・不安の表情、リアクション

汗（をかく）

後ずさり・後ろへ下がる

首を縮こめる（すくめる）

身を寄せ合う

恐怖、不安な目・怯えた瞳

（緊張や寒さで）体が強ばる

血の気が引く

（驚きや恐怖で）飛び上がる

眉間のしわを寄せる（眉のひそみ）

腰が抜ける

猫背・背中を丸める

戦慄・恐怖で震える

（恐怖や緊張で）身がすくむ・体が動かない

恐怖を感じたときのリアクション

驚きや恐怖による寒気・ひやり

鳥肌が立つ

恐怖でためらう

視線をそらす・顔を背ける

不安・怯え・恐怖の表情

疑いの表情

意識を失う（気絶・失神）

息苦しい・呼吸ができない

嘔吐・吐き出す

動悸・胸がドキドキ・心拍数が上がる

現実逃避・現実から目を背ける

悲鳴を上げる・悲痛な叫び

悪寒（恐怖、発熱によるさむ気）

萎縮・体を縮める

足が震える

躊躇・ためらう

おそるおそる・おずおず

顔色が悪い・顔が青ざめる

（恐怖や驚きで）声にならない

ツバをのむ

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