まったくの荒れ地 | 荒野・荒れた土地の表現・描写・類語｜小説の言葉集

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まったくの荒れ地

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荒野・荒れた土地

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荒野・荒れた土地の表現・描写・類語（地上・陸地のカテゴリ）の一覧ランダム５

北海道にはまだ何万町歩と云う荒地がある

林芙美子 / 新版　放浪記関連カテ荒野・荒れた土地北海道

何ひとつ遮るものもない荒野

村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録　amazon

野ざらしにされた白いベンチが朽ちかかっている。敷き詰められたタイルの目地からは、濃い緑色の雑草が我が物顔で伸びている。　飼い主の手を離れて、野生化した時間の群れ。

平野啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録　amazon

崩壊したようなさびしい表情に満たされて涯（はて）もなく君の周囲に広がっていた。

有島武郎 / 生まれいずる悩み

（空き地）歩いたところに小さな三角形の緑地

沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録　amazon

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（人が行く街道を見下ろす）蟻のように彼等の姿はいつまでも白い真昼の街道を進み、小さく消えていきました。

遠藤周作「沈黙（新潮文庫）」に収録　amazon関連カテ見下ろした風景人を見送る

どこか静かだった。葉を揺らす風も鳥の声も俺の息づかいも、森を形づくる何百年ぶんもの年輪に吸いこまれていくみたいだ。

三浦しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録　amazon関連カテ静けさ・静寂森林・ジャングル

尾を拡げた孔雀のような椰子林

横光利一 / 王宮「定本横光利一全集 (第10巻)」に収録　amazon

百合（ゆり）と山査子（さんざし）の匂いとだけ判って、あとは私の嗅覚（きゅうかく）に慣れない、何の花とも判らない強い薬性の匂いが入れ混って鬱然（うつぜん）と刺戟（しげき）する。

岡本かの子 / 河明り関連カテ花、植物のにおい花畑・花壇

（原っぱの）むらさき色のカーペットは、マツムシソウの花がさいているのであった。

庄野英二 / 星の牧場　amazon関連カテ花草原・芝生

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