銀の城
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:30% 作品を確認(青空文庫)
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富士山
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前後の文章を含んだ引用
......今は老い朽ちた土まんじゅう ギロギロした眼をいつも空にむけているお前 なぜ不透明な雪の中に逃避しているのだ 烏よ風よ あの白々とさえかえった 富士山の肩を叩いてやれ あれは銀の城ではない 不幸のひそむ雪の大悲殿だ 富士山よ! お前に頭をさげない女がここにひとり立っている お前を嘲笑 している女がここにいる。 富士山よ富士よ 颯々 としたお前の火のような......
単語の意味
銀(ぎん)
銀・・・1.金属元素のひとつ。元素記号Ag、原子番号47。金よりわずかに軽く、白く光って美しい艶(つや)をもつ金属。金属中最も熱と電気の伝導性が高い。空気中では酸化しないが、硫黄の化合物にあうと黒色に変わる。
2.銀メダルの略。
3.銀色の略。しろがね色。
4.将棋の、銀将の略。
2.銀メダルの略。
3.銀色の略。しろがね色。
4.将棋の、銀将の略。
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富士山の表現・描写・類語(地上・陸地のカテゴリ)の一覧 ランダム5
湖の奥には森があり、そのさらに奥には裾野が白い帯状になって広がっている。そしてその上に、のっぺりとした藍色の富士山が浮かんでいる。空の色より青みが深いが、どうかすると何かの幻のようにも見える。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(富士山)日本人たちが「神のように美しい」と誇っている山!
林 房雄 / 青年 (1964年) amazon
銀の城
林芙美子 / 新版 放浪記
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「地上・陸地」カテゴリからランダム5
草原が巾着(きんちゃく)の底のように、丘に囲まれて行き止まる
大岡 昇平 / 野火 amazon
沖へ沖へ低く延びている 三浦半島が遠く 薄暮 の中に光った水平線から宙へ浮んで見られた。
志賀 直哉 / 真鶴「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
森や林が薄墨を刷いたような柔かい簡素な色彩を見せている。
石坂 洋次郎 / 暁の合唱 amazon
獣のようにうずくまる岩かげに体をかくし
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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