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家人が庭仕事を好むので、春にはバラが咲き、梅雨の頃はあじさいの盛りだ。野菜作りもはじめていて、しそ、パセリは、自家製でまにあう。かぼちゃのつるは、ベランダから庭へおりるわずかな石段の上を這っているし、軒先には、ひょうたんが下っていて、けっこうな眺めだ。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 ページ位置:28% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......「よろしいんですか」と、ふざけ半分に聞いたら、私と同じように、「アイスクリームを食べただけで歌えないのなら、歌手になる資格はありませんよ」と笑った。 * 家人が庭仕事を好むので、春にはバラが咲き、梅雨の頃はあじさいの盛りだ。野菜作りもはじめていて、しそ、パセリは、自家製でまにあう。かぼちゃのつるは、ベランダから庭へおりるわずかな石段の上を這っているし、軒先には、ひょうたんが下っていて、けっこうな眺めだ。 ナスは、おどろいたことに、小さい小さい鉢で作ったのに、八百屋さんで売っているナスより大きくみずみずしいのができた。ナスを焼いていて、ふと、〈貧乏人のキャビア〉......
単語の意味
軒(のき)
軒・・・屋根の端の下にさがった部分で、建物の外壁より突き出ている部分。
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林芙美子 / 新版 放浪記
庭木も美しく刈り込まれている。あまりにも丁寧に刈り揃えられているせいで、いくつかの樹木はプラスチックの造り物みたいにさえ見えた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
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しみひとつない、清潔なカーテンだった。穴の部分の小さい白いカーテンリングはプラスチック製で、どういうわけか、その輪はわたしに、朝食べてきたばかりのベーグルパンを思い出させた。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
なんの飾りもない、修道院の内部のような裸な室内がかえってすがすがしく見えた。
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