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地上の明かりが消えたぶん、彗星はますます明るい。雲の上に長く尾をたなびかせて、巨大な蛾のように輝く鱗粉をふりまいている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置:84% 作品を確認(amazon)
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流れ星・彗星
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前後の文章を含んだ引用
......道の石段を駆け下りる。 これはぜんぶお前が始めたことや、テッシーはそう言った。そうだ、これは私が、私たちが始めたことだ。私は走りながら、頭上の彗星を睨みつける。地上の明かりが消えたぶん、彗星はますます明るい。雲の上に長く尾をたなびかせて、巨大な蛾のように輝く鱗粉をふりまいている。あんたの思い通りになんかなるもんか、と挑むように思う。大丈夫、まだ間に合う──誰かに強く言われたその言葉を、私は口の中で繰り返す。    *   *   * そ......
単語の意味
鱗粉(りんぷん)
彗星(すいせい)
蛾(が・ひひる・ひむし)
鱗粉・・・蝶や蛾の羽についている粉。指で羽を持ったりすると取れて羽の模様や色が薄れる。毛が進化したもので、水をはじき、光を反射する。由来は、顕微鏡で見ると、鱗(うろこ)のような形をしているから。
彗星・・・太陽系の小天体。太陽のまわりを細長い楕円を描いて軌道。太陽に近づくと反対側にガスや塵を噴出し、明るく輝く頭部と尾を観測できる。ほうきの形に見えことからほうき星とも。凶兆と考えられた。
・・・鱗翅目(りんしもく[=ガやチョウなど])の昆虫のうち、蝶以外のものを総称。止まった時の羽が水平になる、口先がらせん状になっていないなどで蝶と区別する。ただし、生物学的には明確な違いはない。主に夜活動する。きわめて種類が多く、日本だけで5000種ほどいる。「ひひる」「ひむし」はガの古称。特に、蚕(かいこ)のものをいう。
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青く光る彗星の尾
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
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