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伸子の急処に毒針を突き立てた。
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:31% 作品を確認(青空文庫)
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尖った声・とげのある言葉や口調
指摘する・図星・痛いところを突く
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前後の文章を含んだ引用
......…」 伸子は胸のどこかを小突かれたように、感情が燃え立つのを感じた。多計代は、女ばかりが――或は娘に対して母ばかりが心得ている本能で、いつもこういう風にうまく、伸子の急処に毒針を突き立てた。そして、対手を猛々しくする。しかし、その日は、伸子もやっと自分を制して答えた。 「私は狡くて避けるんじゃないのよ。ただ、議論のための議論のようなことはしますまいと......
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尖った声・とげのある言葉や口調の表現・描写・類語(怒りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
「お前、霞食って生きていけんのか」声に棘が生えた。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
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指摘する・図星・痛いところを突くの表現・描写・類語(不満を伝えるのカテゴリ)の一覧 ランダム5
裏切ったことを責めるために自分はここに居るのではなかった。相手が見せまいとしてかくしているその深い傷に指を入れる気持はもう毛頭なかった。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
(図星を突いて)心には相手の急所を遂に突いたという快感がわいてきた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
その時、 「オイオイお前は 謙作 かネ」と老人が 背後 から云った。 私はその言葉で突きのめされたように感じた。
志賀直哉「暗夜行路 (講談社文庫)」に収録 amazon
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「不満を伝える」カテゴリからランダム5
くだらぬ口論 をするのだと思うと、泥 の中でいがみ合う豚かなんぞを思い出して
有島武郎 / 或る女
青山の言葉の端々にある 棘 が自分を刺すようだった。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
「怒り」カテゴリからランダム5
高慢な唇を反らせて、かう云つた。
芥川龍之介 / 芋粥
むっとしてその男の額 から鼻にかけたあたりを、遠慮もなく発矢 と目でむちうった。
有島武郎 / 或る女
頭のもげそうな狂人になった職工達
林芙美子 / 新版 放浪記
「心が傷つく」カテゴリからランダム5
脂汗の流しながら獣のように吠える
小川 洋子 / 余白の愛 amazon
安全ピンで刺されたような気がした。
向田邦子 / 三枚肉「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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