生活音の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
双子たちはそのあいだ野菜を切り肉を炒め米を炊いた。《…略…》ヘンデルの「レコーダー・ソナタ」をひっぱり出してプレイヤーに載せ、針を下ろした。《…略…》レコーダーとヴィオラとチェンバロのあいだに通奏低音のように肉を炒める音が入っていた。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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「音の響き」カテゴリからランダム5
頭まですっぽり蒲団をかぶって目を見開いていた。屋根の雪が少し滑り落ちていった。誰かの足音が路地から川べりへと移っていき、やがて聞こえなくなった。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
造り花の蓮華にふる日の光の音さえ聞こえるくらいしんと静まり返る
芥川 龍之介 / 邪宗門 (1977年) amazon
宿に着いた修学旅行の生徒のようにひとしきりザワつく
小林 多喜二 / 蟹工船 一九二八・三・一五 amazon
「室内のようす」カテゴリからランダム5
(モデルルーム)家はこんなに綺麗じゃない。広くもない。物がいろいろあって、住むとなると、なかなかこんな風にはすっきりとはいかない
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
司祭の閉じこめられた囲いの中には突き破ることのできぬ真黒な闇が溜っている
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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